大田区 防水 通気緩衝工法
下地がすでに水分を含んでいる場合はそのまま防水材を塗布してしまうと
内部から上がってきた水蒸気により、防水層が膨れてしまいます。
その膨れを防止するため、内部から上がってきた水蒸気を通気緩衝シートの中へ逃がし
脱気筒へ送る工法を通気緩衝工法と言います。
脱気筒撤去
既に脱気筒がついていたのですが防水層と既存のウレタンとの間に水がかなり
溜まっていたためできるだけ水を抜いて乾かしてから次の工程に進みました。
脱気筒を撤去した下地
写真でわかる通り水が溜まっています。
穴あけ
かなり防水層に水が溜まっていたため約1㎝くらいの穴をあけ
その穴から湿気を逃がします。
穴埋め
湿気がなくなり次第穴あけしたところを隙間がないよう穴埋めしていきます。
この時コテで平滑に埋めます。
改修ドレン設置
漏水していたため改修ドレン(プレート状鉛シートと強化ホース)を設置しました。
防水工事を行う際に同時に改修ドレンを設置する事により雨漏りを防ぐことができます。
AVボンド塗布及び通気緩衝シート張り
既存の防水層と通気緩衝シートを密着させるためにAVボンドを塗布していきます。
通気緩衝シートは浮かないように貼っていきます。
AVW塗布
通気緩衝シートとウレタン材の密着を良くするためにコテで材料を均等に
塗っていきます。
脱気筒設置
湿気は傾斜が低い方から高い方に流れていくので脱気筒を設置する場所は
傾斜が高い方に設置します。尚、おおよそ50㎡に一つ設置すればいいとされています。
ウレタン1層目
手順としては立上り、細かいところを先にウレタンを流し最後に平らな部分(平場、土間)を流します。
材料の流しすぎや材料が足りないと一部、盛り上がったりへこんだりしてしまいます。
ですので均等に材料を流していきます。
ウレタン2層目
1層目と同様に立上り、細かいところを先にウレタンを流し最後に平らな部分(平場、土間)をながします。
しっかりと厚みをつけていきます。
トップコート塗布(上塗り)
塗り残し(ダメ)等ないように塗っていきます。
最後にどの材料も言えることですが、材料の比率を間違えたり、撹拌不足ですと【硬化不良】(固まらない)に
なってしまいますので注意をはらって作業を行っていきます。